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化粧品は売れる!ビジネスとして注目の2大市場

長引く不況による買い控え、詰め替えタイプのシャンプーやリンスなどの需要拡大などからくる単価下落傾向…このような時代の流れを受け、1990年代後半から2000年代初頭の化粧品市場は微減を続けていました。
しかし2003年「高機能化粧品」「高付加価値化粧品」などの登場をきっかけに再び市場は活性化し、右肩上がりの市場動向となりました。
2008年を迎えた今では、新カテゴリの登場を含んだ成熟期を迎えようとしています。化粧品市場の中でも大きな成長を見せる2つの市場についてご覧ください。
ドラッグストア市場
医薬品や生活雑貨など多彩な品揃えが特徴のドラッグストア。格安な店頭価格で消費者のニーズに応え、急成長を遂げています。近年はスキンケア商品・メークアップ商品の品揃えが豊富になり、それに比例して女性客の来店数も飛躍的に伸びています。
- 資生堂などのカウンセリング化粧品の割引販売
- ドラッグストアに設けられたカウンセリング化粧品販売コーナーは高級志向にある20代・30代の需要を百貨店から獲得し、幅広い年代からの支持を集めています。メーカー側も美容部員を派遣するなどサポート体制を整え、今後も成長が見込まれています。
- セルフ化粧品
- 百貨店に「入りにくさ」を感じる、10代・20代の若い世代から圧倒的支持を得ているセルフ化粧品。メーカー側も主力製品を投入するようになり、「セルフ化粧品=低品質」というイメージが薄まってきました。クチコミや雑誌などを通じて、消費者に“自分の目で品を選ぶ力”が養われたことが背景にあるといえるでしょう。無名会社の商品が一躍大ヒット商品になることも珍しくありません。
無店舗販売市場
テレビCMなどを通じて日毎認知度を高めるDHC・ファンケル・オルビスなどのヒットにより、「通信販売=信用できない」という世間のイメージはなくなりつつあります。前述のメーカーのように急成長を遂げるメーカーが多いのもこの市場で、同様に新規参入も相次いでいます。今後はメーカー間のシェア獲得競争が予想され、百貨店や直営店などのアンテナショップの展開、会報誌などによるプロモーション活動の充実が生き残りの鍵と見られています。
番外編 ~新カテゴリの充実~
ここ10年で化粧品売場が多彩な顔ぶれになっています。大手メーカー以外の新カテゴリの登場と定着、充実によって、「化粧品=大手化粧品メーカーが若い女性に向けてつくるもの」と言って良いでしょう。
- メンズコスメ
- 10代・20代の若い男性を中心に、肌を美しく、清潔にする目的を掲げた商品が定着。今後は中高年世代へのアプローチが期待されています。
- 40代・50代向け高機能化粧品
- 「年齢に負けない肌に」「自分への投資」という意識とともに一躍拡大。年齢を経てなお美しく、と願う女性を中心に高額商品が売れています。
- 異業種からの参入
- 以前は異業種であった製薬会社が生み出したドクターズコスメ類は、高い信頼感を獲得しています。また目新しいのが富士フイルム・味の素・ユニクロ・メガネスーパー・山田養蜂場・ヤマダ電機……などの完全異業種による化粧品です。
